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流衣は、三人を送って部屋を出た。
ふーこは、何を思ったか、ベッドからテーブルの前まで走り寄った。
パソコンのコピー用紙一枚とペンをとる。
今しかない!
私の場所をマルちゃんに知らせたい!
ふーこの胸は高鳴った。
すぐに流衣は帰ってくる!
時間はわずかしかない。
風花!お願い…
気づいて
ふーこはコピー用紙に
[池面小学校の先生してる私の池面高校の時の親友鷹波幸子と連絡とれないの
誰かお願い!
私の居場所、幸子に教えて!ふーこ]
必死で書いた。
窓を開ける。
冬の冷たい空気が一気に入ってくる!
四階の窓の下、正面玄関の真下に向かって、紙飛行機を飛ばした。
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