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「あ!ママ~紙飛行機!」
ふーこの飛ばした紙飛行機を拾ったのは、なんとケンの息子の岬だった。
この病院は産婦人科が人気で有名だった。
そう、美優は二人目の子を身ごもっていた。
今日、初検診にこの病院に岬を連れて来ていたのだ。
「ホントだ!誰が飛ばしたんだろうね~」
「ママ~これ岬がもらっていい?」
嬉しそうに美優に尋ねた。
そこに、お見舞いを済ませた風花達が通りかかる
「上から落ちてくるの、お姉ちゃんもみえたよ!多分病院に入院してる誰かが飛ばしたんだね!ボク?貰っちゃいなよ!」
沙都が岬にそう言って笑いかけた。
妊娠がわかって上機嫌な美優…
「そうだね~貰っちゃおうか!ありがとうございます」
と、美優は沙都達に頭を下げた。
「ヤッター、お姉ちゃんありがとう!」
そう言って、岬は紙飛行機を持って美優の手に引かれて帰って行った。
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