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「あのー、突然ですが…
私、結婚しました。」
わねこの思いもよらない言葉に、看護士達は一瞬言葉を無くす。
「…!?」
「は？いきなり何の冗談？」
「ｴｲﾌﾟﾘﾙﾌｰﾙでもないのに～
あ！もしかしたら嫁さんもらったとか？」
「アハハ、言えてる言えてる！
私もわねこの所なら嫁に行ってもいい！」
「そうだよ、そんじょそこらの男より、男前だもんね～。」
「ハイハイ、結婚願望があるのは分かったから、そろそろ申し送りしますよ。」
最後に婦長がそう言って患者のカルテを覗き込んだ。
黙って聞いていたわねこは、次第に腹が立ってきた。
…ナンなのよ！私が結婚するって、そんなにオカシイ？
まあ、そんなキャラだったのは認めるけど…
いままで、男っ気なかったからな～
よし、こうなったら意地でも認めさせてやる。
「本当に本当なんだってば！」
わねこは、鞄の中から母子手帳を出してみんなに見せた。
一同
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！」
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