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ったく、油断も隙もあったもんじゃない…
そう思いながら、部屋に入っていったマルちゃん。
「ただいま!ふーこ?大丈夫か?」
心配そうに、ふーこに声をかける。
ふーこは、ソファーで横になっていた。
「マルちゃん、お帰りなさい。」
ふらふらと、ソファーから起き上がったふーこ。
マルちゃんは、すぐにふーこの隣に座り、肩を抱いて、ふーこの身体を支えた。
「無理すんなよ、大丈夫か?
少しは、食べれた?」
「ありがとう…
スープと、風花が持ってきてくれたゼリー食べれたよ。」
「そうか…」
「ゴメンね…心配ばかりかけて…」
「バカ!気にするなよ、ふーこは、今が一番大切な時期なんだから!」
「ありがとう…マルちゃん。」
ふーこは、甘えるように、マルちゃんに寄り添った。
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