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直後、葛城くんもニコッと笑う。
「なんだか、幸せそうな顔してますね」
「そう?」
「はい」
彼はまたニッコリと笑うと、私を抱き締めた。
「幸せだよ。すごく」
「私も、幸せです。すごく!」
温もりに抱かれながら、喜びをかみしめる。
あと一年で学校が終わっても、私たちの関係は終わらない。
お互いに、支えあって生きていく。
そう決めたから。
大好きです、葛城くん。
「もう一回キスしていい?」
「え、それはちょっと……」
「拒否禁止。ここでは、俺の言うことは絶対だ」
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