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「セフィー……セフィー……」
マティアが呼んでいる…
『私の愛し子は貴方以外途絶えてしまった…』
貴女は…何が言いたいんだ?
『貴方の中に…私はいるわ……私は必ず貴方に会いに行くから…最後の愛し子…』
待って…待っ……
……………………
……フィー………
………セフィー………
………セフィー!!
セフィーダはマティアの声にハッとしたように瞼を持ち上げた。
その瞳に映るのはマティアの驚いた顔がある。
「セフィー?どうしたの?うなされていたみたいだけれど…」
そう言うマティアはとても心配そうに見つめていた。
「…いやな夢、みたの?」
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