第三十話

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「いやいやいや、狂ってますよ!!」 あの女は頭がおかしいのだ。 「三須くん、事件への推理も良いが君はもっと女心を知る必要が有るな…。」 「何の話しですか??」 心理学的な意味で?? 「つくづく貴様は罪な男だな。三須くん、貴様を巡るヒロイン争奪戦が影で勃発している事を知るべきだぞ!」 「そんな話しは知らない!!」 一体それは誰の得に成ると言うんだ!? 「照彦?、大変だったんだよ?? 照彦を取られ無い為に私頑張ったんだから! 照彦に寄り付く女を排除していったんだからっ!」 「何て奴だ!!」 俺に寄り付く女なんか知らないし、居る訳が無い。 「まぁ何だ、早くしないとスク水刑事が死ぬぞ。 私を取るか、依子を取るのか早く決めろ! 正妻か愛人かだ!」 「オママゴト継続中だったんですか!!」 俺は色々理解に苦しんだ。 この人達はどこか別の所で話しをしている様だ。
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