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「待っていたぞ。」
言って黒縁眼鏡の男子生徒が準備室に入って来たのだった。
「待ってた!?
じゃあ後から来るなよ!!」
「ふん、俺様は多忙なんだ。」
遅れて来たくせに偉そうだ。
「やぁ刑部くん、今紅茶を煎れるけれど君もどう?」
入宮の奴はミルクティーを用意していた。
「はっ、ミルクティーなんぞガキの飲み物だ。」
男子生徒は入宮を鼻で笑う。
紹介が遅くなったが、こいつの名は刑部軽蔑(オサカベ ケイベツ)。
誰彼と無く軽蔑している。
「あぁ、全くだな。」
俺は自販機で買って来たカフェオレを飲みにかかる。
「三須、お前はいつもそのカフェオレだな。
ま、俺様はブラック飲めるけどな!」
うぜぇ。
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