第1話:帰ってきたバカ

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懐かしい声がして俺は期待を込めて振り返る。 「はい……ね?」 「…あ?優……?」 俺は固まった…灰音が固まった意味とは別の意味で… 灰音……お前いつからオタルックに目覚めたんだ? 前髪長くて眼鏡してるし……なんか似たような奴を高校の時見たような~ 灰音は俺に近付く。 「…お前、着くの早くね?」 「灰音は時代が遅すぎね?」 久々に灰音のラリアットを受けて倒れた。 慌てて正夢が駆け寄る。 「優さん!大丈夫ですか!?おいお前!なんて事をするんだ!!」 「は?…お前こそ誰だよ」 変な髪型のくせにやっぱり殺気は前と変わってなかった。 正夢は年上だからかちょっとビクビクしながらも睨む………そんな事で張り合わなくても… 俺は初音ちゃんと見ていた。 「そういえば初音ちゃん、なんで此処にいるの?」 「私と兄様が住んでるからだよ?」 (ノ・Д・)ノ おっと…驚きすぎてつい顔文字の顔になってしまった。 …というと初音ちゃん達もニコニコ荘に住んでるのか……あれ?でも初音ちゃん達の家って… 「あの大きなお屋敷はどうしたの?」 「私達が高校卒業したら親戚の人に譲ったの…生き残りがいたんだ」
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