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【？side】
青い空、青い海……はないけど人が沢山賑わう空港。
そこに足を踏み込み両手を上げた。
「むふふ…金髪美女もいいが、やっぱり日本の大和撫子だよなぁ～……牧野優、3年ぶりに帰ってきましたー！！！」
「ちょっ…優さん、待ってよぅ～」
牧野優こと俺……帰ってまいりました日本に！！
俺は向こうの高校を卒業して一年間大学に行ったが、やっぱり外国は進みすぎててついていけず、急遽日本に戻ってきた。
両親は俺を大学には行かせたいらしく、編入手続きをしてくれた。
家賃やその他もろもろは勿論俺がバイトして払う。
そして俺の荷物を持ちたいって言うから持たせたが、へろへろになってる奴を横目で見る。
「正夢、重いなら俺が持つから貸せ」
「いや…優さんの大切な荷物をお守りします」
……いやいや、そんな大層なもん持ってきてねーし…
この見た目イケメンである尾上正夢はハワイで知り合った日本人…帰国子女なんだと…
年下でなんか俺になついてしまい、日本まで追いかけてきた変人…
この3年経ったのに全く変わらない俺の何処がいいのかさっぱり分からない。
……とはいえ俺は昔のようにイケメン嫌いではなくなった。
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