第2話 古賀俊②

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閻魔の逆鱗に触れ地獄行きが決まった俊。そこで待ち受けるものとは・・・ 「なーいつ着くの?」 鬼は何も言わない。ただ歩いた。ただただ歩いた。   ピロリロリーン♪ 「オオ、メールダ。」 (スマホだ!地獄もずいぶん進んでるんだな(゚Д゚)・・・) 「ザイニンヨ、モクテキチヘンコウダ。キサマハマオウガオサメル、ジゴクヘイケ。ジャアナ」 鬼は少し助走をつけて飛び立った。そして俊は・・・ 置いて行かれた。 「えェェェェェェェェェェェェェェェェ!?ちょ待って!俺どうすんのォォォォォォォォ!?」 俊の声もただ空しく地獄に響くだけ。 「うるせーよナレーション!せめて方向くらい教えてよォォォォォォォォ!(泣)」 方向か・・・そこから南だな。 「南ってどっち?」 おいおい、基本だろう?プレイヤーから見て下が南だろう! 「それRPGの基本!」 こうして勇者・シュンの冒険は始まった。 「・・・なんかジャンル違くね?」
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