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「魔王城ワンルームってどうなんだ!?一人暮らしかよ!」
「だから言ってるじゃん。夜隣から音とかしたら怖いからって。元々ハデス(ルシファーの下臣)達は社宅だし、仕事場は別だから。見せてやろうか?」
ずいぶんフレンドリーな魔王である。自分を殺しに来た者に社会科見学させるのは余裕から来るものだろうか。
魔王が手を掲げると宙に大きな魔法陣が描かれた。中心には[転]とある。魔法陣は黒い穴となり、魔王はその穴に入る。
「お前らも来いよ!」
魔王に言われ、続々と入って行く。
穴の中で何か懐かしさを感じたのは気のせいだろうか。しかしそれほど昔という感じはしない。
気がつくと出口が見えた。その時仲間の一人が
「信用してよかったのか?」
と聞いて来た。
「今更戻れない。それに魔王が良い奴にしろ悪い奴にしろついて行くしか無いだろ。」
気がつけば出口は目の前だった。なにやら騒がしい。
そこには魔界とは思えないほどの人や悪魔が居る。
「ここが俺の仕事場だ。」
「・・・このページギャグ少ねー」
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