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先代が病に伏し、信長が織田家を継ぎ早二年…新体制も出来つつあるなか…今日も織田家に朝日が昇る…
翔真「あのうつけ~…何処に行った!」
俺の名は桐生 翔真…幼き頃より信長の付き役として織田家に仕えている…そんな俺が何をしているかは見てもらうとわかる通り…
翔真「っく、楓!」
楓「ここに」
翔真「あのうつけは見つかったか!?」
楓「申し訳ありません、さすが信長様です…殿に言われ塀と門を見張らせている兵たちも姿を見ていないとの事で…」
翔真「ん?誰も見ていないのか?」
楓「は、はい確かに誰も見ていないとの事です」
…織田家当主である信長を捜しているのだが、見つからなくて当然だな…誰も見ていないって事は俺しか見つけられない…
翔真「…ならアイツのいる所は検討つく…楓、悪いけど軍議の間で待ってる将たちにもう少し待ってくれって事だけ伝えといてくれ…」
俺は昔からの俺の世話役のくの一である楓に声をかけると楓は一礼してその場から消える…
俺は頭を掻きながらため息をつくと…アイツのいる所に足を運ぶ…
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