一章~尾張の雄~

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…成政と信盛のおかげで軍議を始める事ができるので俺は信長の隣に座ると信長が口を開く… 信長「皆、忙しい中すまぬな」 先程のやり取りを見ていた信長は悪戯な笑みを浮かべながら先ずは謝罪を入れる… 成政「いえいえ~♪仕事あるのは本当ですし、あのままだと翔ちんが可哀想だったんで~」 信長の言葉に薄めの金髪の右上の方で髪を纏めている成政がこれまた悪戯な笑みを浮かべながら言葉を返す… それを聞いて申し訳なさそうにする勝家殿と長秀殿を見ながら信長が再び口を開く… 信長「それでな、軍議の内容というのは…そろそろ天下に名乗りを挙げようと思うのじゃ」 その言葉に各将がそれぞれの反応を見せる、まず口を開いたのは成政より少し濃いめの肩まで金髪の信盛… 信盛「遂にですね信長様」 それに続き、信長の重臣達は口を開く 勝家「待ちわびていましたぞ信長様!この鬼柴田、腕がなります!」 長秀「ええ、私も楽しみにしてましたよ♪」 成政「なはは~♪成政もウズウズしてたよ~♪恒ちん達にも伝えないとね♪」 次々と各々の思いを口にする織田四天王…そんな中、俺の前に座っている肩まで微妙に届くかぐらいの茶髪の羽柴 秀吉が緊張した顔をするので声をかける… 翔真「どうした秀吉?」 秀吉「え?あっ、えっと、その…私、大丈夫ですか?」 翔真「ん?」 秀吉「私は翔真様と信長様に拾って頂いた農民です…そんな私が信長様や皆の役に立てるか不安で…」 しゅんと落ち込む顔をする秀吉…信長からは何故か猿と呼ばれてはいるけど…猿には全然見えない可愛さを感じる気がする… 俺は信長を横目で見ながら秀吉の頭を撫でる… 信長「んなっ!」 秀吉「しょ、翔真様!」 翔真「自信を持て秀吉、俺も信長もお前の才を感じて士官させた、実際にお前の才は眼を見張るモノがある…」 秀吉「あ、ありが、ありがとうございます///」 何故か顔を真っ赤にする秀吉から手を離すと、俺は真剣な顔に戻ると口を開く… 翔真「さて、皆の衆…織田家天下統一の一段階目言ってみようかい?」
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