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「二人とも機嫌を治してください…軍議が始まりませんよ?」
軍議の間にて織田家重臣の一人である丹羽 長秀が俺と信長に声をかける…
綺麗で長い黒髪、整った顔、三十路を越えてるとは思えない熟した体つきと男がほっておかなそうなのに未だに独り身の哀しい…
長秀「なにか言いました翔真くん?」
翔真「いえ、なにも」
「それで信長様、軍議と言うのは?」
俺が長秀殿の直感から逃げるようにしていると、織田家重臣の一人である柴田 勝家が信長に声をかける…
長秀殿を賢い妖艶なお姉さんとするなら勝家殿は茶髪短めな馬尻尾みたいな髪型が似合う頼れる姉貴のような人…
体つきも申し分ないし、がさつな性格からは考えもつかないほどの可愛さを兼ね備えてるのに、長秀殿と同じで何故か独り身の…
勝家「なにか言ったか翔真!」
翔真「ですから、なにも」
冷静を保つのも疲れるな…この二人はこの話題関連には敏感過ぎだな…
長秀「あら、勝ちゃん…翔真くんが怯えてますわ?可哀想な翔真くん、お姉さんが守ってあげますね~♪…」
翔真「ちょっと、長秀殿?」
勝家「な、何をしている長秀!お前の方が翔真は怯えてるわ!こっちにこい翔真!」
翔真「ちょっと、勝家殿?」
何故か長秀殿と勝家殿が俺を取り合うように自分の胸元に引き寄せる…引き寄せられる度に幸せな感触が顔に当たるのだが…
「ちょっと~…勝ちん、長ちん…私まだ仕事あるんだから早く軍議始めさせてよ~」
「申し訳ない、拙者も仕事を残してますので…」
俺の気持ちがわかったのか、織田家重臣の一人である佐々 成政と同じく重臣佐久間 信盛が軍議の開始を催促するので…
翔真「それでは、軍議を始めます」
軍議を始める事にした…
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