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私や、多くの友人は、地方出身者がほとんどで、学校が終わるとバイトをし、ギリギリの生活をしていた。
撮影旅行に行く余裕なんて、全くないのだ。
言い訳と言われたらそれまでだが、ついお金があれば、と思ってしまう。
心のどこかに、彼女よりも自分の方が上だ、という気持ちがあるのだ。
私は郵便受けにささったままの封書を手に取った。
そこには、信じられない事が書かれていた。
――森の洋館で、アルバイトをしませんか?
3日間で100万円の高額バイトです。
ひゃ…100万円!?
たったの3日間で!?
いや、待て待て。
どうせ、いかがわしいバイトに違いない。
いくらお金を積まれたって、親が哀しむような事は出来ない。
私はその手紙を捨てた。
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