裏ルール

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夕食の席に集まったのは、結局のところ、四人だけだった。 あたしと三神。そして、芦原と石山。 結城って少年は、予想通り部屋に閉じ籠っているが、妙なことにカトリーヌまで出て来ない。 さっき、芦原とケンカ腰だったせいもあるのかな?顔を合わせるのが、気まずいのか。 「カトリーヌさん、食事だけが楽しみって言ってたのに。」 すっかりあたしに懐いてしまった石山が言う。 いや、懐くと言うより、もうちょっと怖いニュアンスだなあ。 …浴室であんなものを見ちゃったからね。まあ、大丈夫さ。誰にも言ったりしない。 ちょっと変わった趣味ってやつなのかな? 「鳥澤、あんた何を百面相してるのよ?」 向かいの席に座った三神は機嫌が悪い。 いつも機嫌が悪そうな顔をしてるけど、今は本当だ。 「いや、この何とかのテリーヌっての、うまいなあと思って。」 「そお?良かったら、私のも食べなさい。」 …このベジタリアンが。
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