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霧の町
どんな世の中であっても虐げられるモノはある。
私はその一人であり、私たちはその一端にすぎない。だからこそ、乱を起こし無垢な人民を殺して。凶物(まがもの)たる由縁を人の世に知らしめるのです!
我ら白の一族を暗い山の底に追いやった奴らに身の程を教えてやりましょう。
人との共存を選び、人の道理を受け入れた惰弱な怪異どもに【怪】とは何か、【畏れ】とは何か、我らの存在を刻みつけてやる。
さぁ、我に集いし物の怪どもよ!
存分に、喰い、騒ぎ、暴れ、散らすがよい!
【???】
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