エピローグ

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「もうすぐですね。」 「そうだな、俺らの戦いもこれで最後かもな」 「たとえ戦いが終わっても私はず っとそばに居ますよ。」 少女は当たり前のようにいい 「そっか、ありがとう」 少年も照れながらいった 話している間にも、魔力がどんどんこの建物に集まっている、いや建物の中にある扉の中に吸い込まれている。 少年と少女は進んで行き一つの扉を見つける 「これが…アストラルゲートか…」 「はい、異世界へ続くと言われている扉です」 「じゃあさっさとこんな扉閉めちまおうぜ、こんなのがずっと開いてたら人間界の魔力がなくなっちまう」 しかし、少女は 「…いいのですか?この儀式の代価は命なのですよ?」 この二人がこれから行う儀式は扉を閉める代わりに命を必要とするものだった。 「なんだ、こわいのか?」 少年は笑いながら言い 「はい、貴方が死んでしまうと思うと怖いです」 対して少女はとても泣きそうな顔で言った 少年はそんな少女の事をとても愛おしく思った。 "あぁ、俺は君とならどんな事だって出来る気がする。そして、君にはいつだって笑っていて欲しい。" 少年はそんなことを思い言った 「君がそんなに思ってくれるならまた巡り会えるよ。だからその時まで涙はとっておいて欲しい。」 そう言われると少女は涙を拭き、笑顔になった。 「はい!」 「ありがとう」 そう言い少年は儀式の準備をした。 「では、始める。」 この掛け声で史上最大の儀式が始まった。 儀式が終わる寸前、 「「愛してる」」 そう言い世界は光に包まれた。この光はとても綺麗で美しかったという その後世界は平和を取り戻していき、様々な種族を巻き込んだこの戦いをこう呼ぶようになった アストラル大戦 と…
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