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学校に着いて、私の教室まで来ると拓が振り返った。
「お前、今日帰りどうすんの?
俺が終わるまで待っとく?」
「拓、今日部活何時に終わるの?」
「今日は20時くらいかなー。」
「じゃあ、待ってるよ。
私もそのくらいだし。」
「了解。」
そう言って、拓はひらひらと手を振りながら自分の教室へ入って行った。
…その後ろ姿を眺めていると…
「熱いねー、お二人さん。
このくそ暑い日に。」
「舞子!」
教室のドアから、ひょっこり覗く大きな瞳。
彼女はクラスメートでもあり、大親友の山田 舞子。(やまだ まいこ)
「林怒ってたよー?
沢田は今日も遅刻か?!って。」
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