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「では私も もう1本打って休みます…。
皆さん、どうか良い夢を…フフッ」
怪しい笑みを残し ジャニ・ヲタ子さんは奥の部屋へと戻っていった。
気付けば もう午前1時。
広い仏間には母と私、そして異星人の3人しか残っていなかった。
「£☆◎¥×$*」
何を言ってるのかよく分からない。
しかし、どうやら彼は宇沼さんと言うらしい。
「℃♀%△@§#」
何を言ってるのかよく分からない。
しかし、どうやら父とは親友だったらしい。
「¢∞☆#◇℃※」
何を言ってるのかよく分からない。
しかし、どうやら"辛い時は頼って来なさい"と私を慰めているようだった。
膝にポタッ、と水滴が落ちる。
私は知らない内に 肩を震わせ泣いていたようだ。
それに気付いた母は私の背中を優しく擦ってくれた。
「☆%◎@£&$」
何を言ってるのか やはりよく分からない。
しかし、…ありがとう宇沼さん。
唯一無二の親友が宇宙人。
そんな父が 私は嫌いだ。
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