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「だろうね むしろ他のメンツだったら朝霞がここに呼んでるだろうし」
「ちょっと…// 恥ずかしいので呼ばないでください!!」
「お前二人っきりの時は呼んでもいいって自分で言ったよな…?」
結局どっちなんだよ!!
※その後自分で言っていたことをド忘れしています。
理由はご自分でお考えください。
「まぁここであーだこーだ言っててもしょうがないし現物を見てみないことにはな…もう食堂は閉まってるし続きは明日だな」
「ですね…残念です」
途端にしょんぼりしだす会長。
お、よく見ると頭にアホ毛が生えてるな。
始めてみたぞアホ毛。
「じゃあな朝霞 また明日昼間な」
「はい! 楽しみに待ってます!」
健気だな…まぁ俺は今からそれの対極にいそうな女に会わなければいけないわけだが。
何でまだ帰ってないんだあの猫耳。
ガチャ…
「お帰りなさいませセンパイ!! さぁ一緒に部室へ行こう!」
「…おい、リン ちゃんと正確に伝えたのかお前?」
俺は目の前でやかましいうなぎさんを華麗にスルーし、その横で申し訳なさそうに上目遣いをするリンを睨み付ける。
俺の言葉にリンはビクッとし、『ごめんなさい!!』と半泣きになった。
なんで泣いた!?
「センパイ…リンちゃん泣かしちゃダメだよ?」
「元はお前が勘違いしたせいだろ? つかお前ちゃんとリンから話聞いたんだろうな?」
「まぁね♪ だから考えを決定に確信してもらおうとここに来たわけなんだよ」
「…とりあえず今日は晩飯の用意があるから帰らせてくれねえか?」
会長と結構長話してたおかげでもうすぐ六時だからな…。
さっさと買い物を済ませて帰らないと真奈が不機嫌になってやかましくなるから怖いんだよな…。
「駄目! 決めてくれないとうなぎさん服脱ぐよ?」
「誰得だ馬鹿野郎」
第一俺はうなぎさんみたいなあざといかわいさの奴は嫌いなんだよ。
その点会長やリンは素直な可愛さがあっていいと思うぞ。
雛形も似非ツンデレをやめればもっとかわいいんだがな…まぁあいつのは照れ隠しだし仕方ないか。
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