デートアライブ

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20XX年、僕ら姉弟(きょうだい)は、中学3年生になり、世間的に言う受験生になった。僕の学力だと良くて清流学園だったので、そこを目指して勉強に明け暮れる日々だった。一方凛姉ちゃんは勉強もせず、ただただ友達と遊びまくる毎日、そんなんで高校に行けるのかと思う人がほとんどだろう。正直、僕もそう思っていたんだ。 「凛姉ちゃん、高校いくきないとか?」 僕がニヤニヤとあざ笑うように言ったら、なぜか凛姉ちゃんもニヤニヤして、 「ふっふっふ...弟よ。これを見よ!」 と、差し出してきたのは中3の2学期終わりの通知表。衝撃的だった。 国語→5、数学→5、英語→5、理科→5、社会→2、音楽→5、美術→5、技術→5。 .....僕の第一声は、 「社会どうした!?」 だった。 てかそれ以外完璧すぎだろ。 「社会とかーなんか苦手ー笑♪」 いやいや【笑♪】じゃねぇよ。 なんでそんなに成績いいんだよ...双子なのに...僕より全然良いじゃん...。 「これなら、君が目指してる清流学園も余裕だね♪」
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