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「咲、咲。」
「..ん、麻子..?」
麻子は咲の机のノートを見てくすっと笑った。
「もしかして..また午前の授業サボった?(笑)」
「あ、あたり..」
「うっわー..ノート真っ白だもんな」
「うう..あとでノート写させて..」
「500円ね」
「がーん。」
「嘘、咲のキスでちゃらにしてあげる」
「..わ、わかった..」
顔が熱くなるのがわかる。
「咲..好きだよ」
麻子は私の耳元で囁いた。
「咲は好き?」
私は恥ずかしくてコクリと頷くことしかできなかった。
私達の好きは “友情”じゃなく“恋情”と同じものだから。
きっと こんなに私を想ってくれる人なんて麻子以外誰もいないんじゃないかっていうくらい麻子は私を好きでいて愛してくれて一緒にいてくれる。
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