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楓は天文学部。
あの流星群も食い入る様に見ていたし、星に興味があるのだろう。
「そっか、やっぱりみんなバラバラか」
千晴は握っていたシャーペンをノートの上に放り出して、残念そうに呟く。
俺達は目指す大学こそ同じだが、流石に学部学科まで同じという訳にはいかない。
その辺は千晴も理解しているはず。
「千晴は教育学部だっけ?」
「うん、ボクは幼稚園の先生になりたいの」
俺達に質問しておいて1人だけ答えない千晴に代わって、俺が補足する。
千晴は子供と一緒に遊んだり、子供に何かを教えたりするのが好きで、幼稚園の先生を目指しているとのこと。
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