6人が本棚に入れています
本棚に追加
振り向いた彼と
目線が合い
私は自分のしていることに
驚いた
でも
どこかで
この彼の温もりを
求めてしまっている
「………あっ
あの………
お礼をしたいので………
タクシー代ももちろん
お支払します
お名前や連絡先を
教えていただけませんか?」
こんな風に
まるで逆ナンするかのように
自分から
男の人に名前や連絡先を聞いたことなんて
今までなくて………
私の心臓は
ドクドクと音をたてていた
最初のコメントを投稿しよう!