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小寺 清治はこんなバカみたいなやつだが運動神経抜群で背も175㎝あり、顔もかなりのイケメンで学力は全国模試6位の成績を持ついわゆる天才であった。
だから女子からの好意はあり得ないくらいの支持率であるのだ。
「早く一人でもいいから来ないかな~」
みなぎるアドレナリンは一向に底をつこうとしない。
と、そこに野球部の暑苦しいほどの数、ざっと10人程度がクラスに入ってきた。
「アハハハ! だよなぁー!」などと笑いながら教室に入ってきて、野球部のメンバー全員が清治の存在に気づいて黙ってしまった。
さっきまでのあの盛り上がりはどこに消えていったのだろうとなるところを清治はある解釈をした。
『野球部達はみなあまりの教室の美しさに見とれているのだな。』など思っては、キャプテンのごっつい肩に手を添えてウインクをかました。
キャプテンの肩から手を離しそのまま清治はなにも言わず職員室目指しスキップをし始めた。
この時キャプテンは廊下で泡を吹くことになるのは清治には秘密だ。
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