綺麗な花には…?

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今日は早番で・・・・・・。 あたしは一人駅に向かった。 いつもならこのまま帰るのは勿体なくて、 買いものとか、ジムとかに行くのだけど、そんな気にはなれなくて。 ただ、自分の家を目指した。 帰ってもまだ夕方。 窓から入るオレンジ色の光が嫌に眩しくて力任せにカーテンを閉める。 そのままベッドに倒れこんで・・・・・・。 目に入ったのは可愛くリボンに結ばれた長細い箱。 手を伸ばしてギュッと握って、 壁に投げつけようとして――、 やめた。 コトッと小さく音を立てて床に転がる箱。 このプレセントに罪は無い。 勿論、拓海が悪いわけでもない。 わかってるから何も言えなくて、 泣くことも出来なくて・・・・・・。 ただ、クッションに顔を埋めて、 「馬鹿」 と小さくつぶやいた。
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