1440人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「う、わぁ・・・・・・」
眼下には地上の星が敷き詰められてた。
周りに電灯もなくて、見上げれば天上の星も降り注ぐ。
こんな都会でもこれだけ見えるなんて・・・・・・。
「ほら、出て」
開けられたドア、差し出される拓海の手。
あたしはその手に自分の手を重ねて、外に。
頬を撫でる風が気持ちいい。
「少し歩こう」
あたしは無意識に頷いてた。
ジャリッと鳴る土の感覚。
そんなものまで心地よく感じてしまう。
最初のコメントを投稿しよう!