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「ちょ、いいの？」
「……いいの。今は勤務中なんだから」
そう言ってゆっくりと琴ちゃんに向くと少し心配そうな顔して。
「やっ、そうだけど……、なんかあったの？」
『あった』わけじゃない。
ただのあたしの妄想。
だから、
「ないです。後ろの目が怖いだけ」
そう答えて、そっと後ろを見るとお局様の視線が。
琴ちゃんもそれに気がついて、
「あ、なる」
と、納得してくれた。
やっぱり、今の態度、変だったかな？
いまさらながら後悔しても仕方のないことで。
だから、
「はぁ」
思わずため息を漏らしてしまった。
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