お喋りな花達-2

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悶々とした日曜日を抜けて月曜日。 あたしの頭を埋め尽くすのは『プレゼント』の文字だけで、 「おはようございます!先輩!」 「あ、おはよ」 いつものようにそう答えたのに、 「見ちゃいました」 なんて、後輩がニヤリと笑うからあたしも身構えてしまう。 「な、なにを?」 「先輩の彼って榊さんだったんですね!」 「――えっ?」 「金曜日、一緒に焼肉屋行ったでしょう?お店に入るところ、偶然見ちゃって!  ってか、焼肉を一緒に食べれるくらいの仲なんて!!」 そんな台詞にあたしの頭は真っ白で。 「もしかして結構長いんですか?」 「――い、いや」 「ですよね?榊さん、こっちに帰ってきたばかりだし。あ、じゃあ前のコンパのときだ!なんか、こう、理想のカップルって感じですね!」 彼女は言うだけ言うと「あ、じゃあお先です」って、あたしを置いて少し前を歩く彼女の同僚の元に駆けて行った。
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