第1話

そんなこんなで俺の少年院生活が始める。

朝は6時30分起床
7時までにトイレや洗面、掃除などを終わらせる
7時 8時までは漢字の勉強
8時 朝食
9時 行動訓練
12時 昼食
1時 行動訓練
15時 作文などの課題
16時 晩飯
17時 日記記入
18時 教官による集会
19時 自由時間
20時 就寝

こんな生活が永遠と1年間続く。
ちなみに風呂は週に2回。
水曜と土曜日だけ。
これが法的に認められている基本的人権の範囲内らしい。

少年院歓迎の儀式第2段は行動訓練。
とにかく怒鳴られまくる。
ほんの少し腕を上げるのが遅かっただけ、ほんの少し足を広げるのが遅かっただけでクソカスに言われる。

これが俺みたいな誰の言うことも聞いてきていない奴には辛いのなんの。

ここで完全に根性を叩き直される。

毎日の集会では被害者の苦痛について、親の大切さについてなど毎日聞かされる。
これもまた、苦痛。

しかし、教官に逆らうことはもちろん許されることではないので、グッと堪える日々がつづく。