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「なんの真似だ?」
押し倒そうとしたら、返り討ちに合いました。
なんならまさに今私は、絶体絶命です!
一瞬の出来事でした。
飛びかかった瞬間、入江さんは腰の刀を抜き私に突き付けたんですよ、お客さん!!!!←
「美しいお顔でしたので、つい近くでみなくなってしまって。。。」
もぉ言い訳しかでてこないよね。
なんか、夢じゃないみたいだし。
だって刀が首元にあるんだもん。
なんか空気が凍ってるもん!!!!
ダイヤモンドダストだもんっ!!!!
「と、とりあえず調子にのってすみませんでした。。。」
半ベソかきながら謝ることしかできないし。。。
「…こちらも女性に無礼を働き申し訳ない。」
ふぅ。。。
やっと刀収めてくれたよ。
むしろ今どきコスプレにマジな刀使う人っているのだろうか。。。
いや、マジなレイヤーさんなのかもしれない。
「ところで、娘よ?」
ジロジロと私を見つめる入江さん。
「なんでしょうか?」
「不思議な服を着ているが、どこの出身のものだ?」
は?
私が聞きたいがな?
「地元は神奈川県ですが?」
「神奈川県とは?」
「神奈川県は神奈川県です!」
…ん?
なんか凄く不思議そぅな顔されてますけど?
私なにか変な事言ったかな?
ふと冷静になってみる。
目の前には、不思議そぅな顔をした入江さん。
いつの間にか日が沈んだのか夜桜になっている。
桜。。。
こんなに幹細かったっけな?
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