目覚めた先に見たものは

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「ところで、娘「真由香!!!!」 「娘って言うの止めて下さい。私は春野真由香といいます。」 話しを遮ってしまって申し訳ないとは思うが、娘はなんか嫌だ。 「…すまなかった。いい名前だな。今の時期にちょうど良い、美しい名前だ。」 え? なんて? 美しいのは貴方の顔ですよ!入江さん!!!!と脳内変換しつつも、実は嬉しかったりする/// 「ありがとうございます。で、なんでしょう?」 「…こんな夜分に一人で何をしていたのだ?」 あー。。。 それやっぱり気になりますか。 うーん。。。 でもなぁ。。。 なんて言ったらいいのか。。。 「えーっと。。。仕事が無くなってしまって、両親とも喧嘩して、道に迷って今にいたるって感じですかね?」 「なぜ疑問系なのだ?」 「正直自分でも、なんでここにいるかわからないんですよ。。。」 うん、いつの間にかこの時代に来ちゃってたからね。 「行く宛はあるのか?」 心配そうに投げ掛けられた問いにも、なんて答えたらいいかわからない。
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