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とても幽霊とか非科学的な迷信を信じられず、
「シャルル・ボネ症候群」だと自分を納得させていました。
そして精神をコントロールして、
極力幻が見えないように努めて、
やがて宇宙飛行士になりました。
あれはISS長期滞在の5日目、
船外活動支援の為にロボットアームを操作している時でした。
ロボットアームを操作する観測用モジュールには、
7枚のガラス窓と中央に大きな円形の窓があります。
眼下に見える青と白に輝く地球は、
それはそれは美しい光景で、
我知らず感動していました。
その感動が、
幻が見えないようにしていた精神の
タガを外してしまったのでしょう。
ロボットアーム作業も落ち着いてきた頃、
円形の窓から見える黒い虚空からソレは現れました。
最初はデブリ、
宇宙ゴミのコトですが、
白く見えるソレはデブリだと思いました。
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