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「昨日の態度はなんだ?」
教室に入るなり坂口に問いただされた。
あんたには、関係ないとは言えずに
「おはよう。坂口くん。」
と告げて席に逃げ出した。
「昨日、坂口くんに何かされた?」
史ちゃんはすかさず聞いてくる。
机が並ぶ間では逃げ出すこともできなくて図書室での話をした。
「なんで。図書室だったのかな。」
「いつも、使っているんじゃないの。
女のこたちと。」
思わず、教科書を眺めた理由が口からこぼれてしまった。だけど、その後のことは口にださずにしまった。
「今日もいるんじゃない坂口。
あ~いうの苦手なんだよね。」
そう吐き出すと机の上に
これから始まる授業の準備した。
史ちゃんを横目で見ると
相変わらずきれいに教科書を並べている。彼女みたいなのを女の子って
呼ぶんだろうなと目をそらした。
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