プロローグ

2/4
前へ
/22ページ
次へ
醜い人間の僕は、誰にも愛されなかった 僕が愛そうとしても、誰も愛してくれない 好き。 の後に帰って来るのは決まって、 罵倒、沈黙、心底気分の悪そうな顔 嫌いだ。 と言われた 気持ち悪い。 と言われた 来るな。 と言われた。 黙ってそこに居るだけでも、嫌われた 何かを話しても、嫌われた 笑ってみても、醜かった 自分でも気が付いていた 自分が誰にも愛されないこと 自分が醜い人間であること それでも、そのときの僕は必死だった 人間の僕はひたすらに愛情を求めた
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加