第一章

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始業式から三日後、如月伊織はクラスにおいて、誰からも好かれる女の子という立ち位置を得ていた ――当然のようにそういった彼女の周りには休む間もなく人が集まっていた。 パッチリとした二重の双眸、すっと通った鼻梁、若干丸顔気味の整った顔立ちで、肌は白く澄んで潤いに満ちている美少女の顔立ちはクラスの男子を惹きつける。 その上、いつも笑顔で人あたりの良い性格は異性だけでなく同性の注目も集めるのだった。
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