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「なぁ、俺の夢を聞いてくれるか?」 君が急に僕に言った 「夢?お前さんが?」 「あぁ、俺の夢。なんだそのツラは…俺が夢なんて持ってんのおかしいか?」 ムッとした顔でそう言った 「いや…おかしくはないけど…で、どんな夢?」 僕が少し笑いながら聞くと 「聞いて驚くなよ?お前とこの先お前から生まれる俺の子供と一緒に仲良く暮らす事だ!」 と元気よく答えた君に唖然 「……はぁ?」 まぁ、そりゃぁ急に言われたらビビるよ 「なんだ…その顔は」 僕の頬をつまみながらムニムニしてから 「いーたーいー」 「そんなにも俺と結婚したくないのか?」 と呟く 「いや…あの…嫌じゃないの分かってもらえないのかな?これは」 と苦笑しながら言う僕をまるで子供に新しいオモチャを与えた様なキラキラした目をこちらに向けた後 後ろを向き急に 「愛してるー!!」 っと真横で叫ばれた 「ちょっ!おまっ!!」 止めようとする僕 当たり前だまだ昼の12時だよ?! 皆仲良くお食事タイムだっつーのに そんな真昼間から公園で叫んでる人 それも大馬鹿野郎でも仮にも君は恋人 自分が恥ずかしいくなる前に止めなければ!! 僕が止め様としてるのを気づいたかして君は僕の手を握った コツッ 額に軽く何かが当たかが当たった 目を開けたら君の顔がまん前にあった 「は?!ちょっ!!」 顔を真っ赤にしながら離れようとした時 「本当に…大好きだから」 「へぇ?…っん」 キスされた きっと叫んだ後だったら君の舌でも噛んでやろうとしただろうけど コソッと言ったのは卑怯だと思う 「…ぷはっ」 「なぁなぁ」 「…何…」 「ずっと一緒いような」 ニッと笑う君の顔 あぁ…本当に ズルいね…君は 「うん」
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