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すぐに彼は快い返事をくれた。
――こちらこそ昨夜はありがとう!
それから、また誘ってくれたことも!
沙織に予定を聞いてみないとハッキリしたことは言えないけど、僕自身は凄く楽しみです。
本当におじゃまして良いんですか?
またゆっくり話したいですね。
返信を読み終えた私の心に満足感が広がってゆく。
そして私はすぐ沙織にも連絡した。
まだ私の下心を沙織に知られてはならない。
今はまだ警戒心を抱かれてはまずいのだ。
――沙織、こんにちは!
もし良ければ、お正月休みに私の家に来ない?
ついさっき孝一さんにも連絡したよ。
二人には凄くお世話になったから、お礼がしたくて。
ぜひ孝一さんと一緒に来て欲しいわ!
仕事や企画書も頑張ってね。
沙織の成功を心から願ってます。
孝一と違って沙織からの返信は遅かった。
その日ではなく、返信が来たのは翌日。
きっといろいろ考えて迷っていたのだろう。
本当は私の家なんか来たくなかったのかもしれない。
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