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自分の恋人をこれ以上女友達と関わらせたくない……。
忙しい毎日の貴重なプライベートは恋人と二人で過ごしたい……。
もし私が沙織の立場なら、そう思う筈だから。
だが沙織の本心はともかく、メールの内容は好意的だった。
――留美、メールありがとう。
留美の仕事の頑張りは、彼からも聞いてます。
お礼なんて気にしなくていいんだけど、せっかく留美が誘ってくれたから、喜んでお邪魔させてもらうね!
留美のことだから、インテリアなんかのセンスも素敵だろうなぁ……なんて思ってます。
当日はゆっくり話そうね。
楽しみです!
こうして孝一と沙織は家に来ることが決まり、これでまた私は彼に一歩近づけたのだ。
信頼の次は、ときめきを――。
私を女として意識させ、夢中にさせてしまいたい。
沙織よりも自分の方が美しい自信はあった。
顔もそうだが、特に自信があるのはズバリ身体。
肌やプロポーションは絶対に負けない自信がある。
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