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地球に似た世界『ファンダリア』
この世界は緑と水が豊かな世界である。
世界の半分は自然と水で覆われていた...このファンダリアに住む人々が作った国 『ファーブル共和国』
その北側の『アスラ平原』に一人の女性が歩いていた...その女性は普通の人が生やさない獣のような耳と尻尾を生やしていた。
「ふんふふ~ん♪」
女性は上機嫌なのだろう...鼻歌まじりで尻尾を左右に振りながら道を歩いている。
今日は何時もより良い林檎が採れたわねぇ~♪
何か良い事ありそうね♪そういえば...ナナちゃんは大丈夫かしら?あの子...、キノちゃんとか知り合いの人には普通なんだけど...キノちゃんが知らない人に話し掛けられると物凄い勢いで怒るから心配だわ...あっ!
そういえば、どこか騒がしかったけど...、何かあったのかしら?でもまあ...、わたしが考えても仕方ない事ね...よ~し!
ナナちゃんの好きな蜂蜜を買って行って喜ばせてあげましょう♪キノちゃんはそうねぇ...、これといって好きな物がないのよねぇ...そうだ!
ハニーアップルパイでも作ってあげましょう♪あの子、わたしの作ったパイがお気に入りだった━━━━
「あら...?何かしら...この感覚...」
女性はなにか違和感があったのか耳をすましながら周りの様子を窺い始めた...。
すると、辺りの草木が騒ぎ始める...
「あれは...」
女性の目の前に『紋章陣』が薄っすらと現れ始め...、その『紋章』はどんどん光を強くし始め━━━━
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