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━━━━パァンッ
光は弾けるように爆発した。
「きゃっ!?」
突然の光の爆発にに女性は驚き尻餅をつく...視界が一瞬で真っ白になり...そして段々と視界が元に戻っていく。
女性は辺りを見渡すと何事もなかったのように静かだった。
「ッ!?」
すると、女性は何かに気付き目の前を見ると、そこには知らない人が倒れていた。
「人...?...大変!」
女性は慌てて果物入れを地面に置き倒れているに駆け寄った...その人を見ると、深い傷を負っている。
「ッ...ッうぅ...」
女性はその人の顔を見ると苦痛で顔を歪ませ苦しそうに唸っているのが分かった...そして、女性は何かに気付いたのか...倒れている人の体を調べると『ファンダリア人』特有の物が付いていない事に気付く...
「この人...、耳と尻尾がないわ...って!そんな事を調べてる場合じゃなかった!早くこの人を手当しないと血の出血が...一体何が...」
「酷い...」と言いその人の血を使って体の隅々に紋章を書き始めた。そして、神に祈るかの様に手と手を合わせて祈り始める...すると、体中に書いた紋章が淡い緑色に光始めた。
「(ちょっとでいいです...この人に『魔力』か『気力』があって!)お願い...!」
そして、体中に書いた紋章は次第に光を強くし、光はその人を優しく包み込む...所々にあった傷がゆっくりだがどんどん塞がっていき傷を負った人は苦痛で歪ませた顔を徐々に和らげ見せ、しだいに落ち着きを見せたのだった。
その様子を見ていた女性はホッと、一息を出してにこやかに傷が治っていく人を見ていた。
ふう~...何とかなったけど...この人...、何処の種族なんでしょうか?見たことない耳...、私達みたいに発達してるのかしら?それと...、わたしの友達に似ているし...誰だっけ?でも、まぁ本当に不思議な人...ちょっと頬っぺたを触ってみましょうか?
「えい...♪」
「っん...」
あら...痛かったかしら...って!いけない!
このまま、ここに寝かせてたら風邪を引いてしまう...のかしら?う~ん...、と、取り敢えずお店に連れて行きましょう!
こうして助かった一つの命...そして...先ほど女性が言っていた騒ぎ...それは先ほどの人が関わっていた...
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