青き愛

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少年は空を見上げる。 屋上の下に広がるグラウンドに、 打ち付けられる自分を消し去りながら。 そのうちに 涙でぼやけた視界は彼の恐怖を拭い 少しだけ微笑ませてみせた。 踏み出す先に道はない。 そっと吹いた風が 静かに彼の背中を押す。
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