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小学校の卒業式が終わった後で、同級生の女の子から、呼ばれる。
卒業の挨拶だと、おもった。
住んでる所の関係で、違う中学校になるらしい。
さようならを言い合っていると、不意に言われた。
『実は好きだったの』
なにを言われたのか判らなかった。 言葉に詰まっていると、そのまま別れてしまった。
その時、同じ中学に通うことになる人の中に彼女を見つけた。
何故か安心した。
少なくとも同じ中学だと。
その時の俺には判らなかった。
その気持がなんだったのか。
失うまで判らなかった。
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