第1章

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郁SIDE それぞれソファに腰掛けるみんなを見渡す。 みんな変わらない。 椿先輩や風間先輩、東條先輩は外国へ留学したらしい。 それぞれ、向こうで家関係の勉強に専念しているらしい。 連絡も時折来て、頑張っているそうだ。 千里は炎剣として、カリシュアルでオレの代わりに頑張ってくれたらしい。 魔剣を継ぐと言ったが、それは拒否したみたいだし。 レオンとカイルはシュベルク学園の大学部に通っているらしい。 そこでは、潤先輩や西條先輩もいるみたいだ。 俺が眠ってからも彼らの友情は続いていた。 一番変化があったのは優和の様だ。 高等部の保険医をやめ、大学部で教鞭をとりながら、カリシュアルの医療班として活躍しているらしい。 ルシファーと戦った時の魔法がカリシュアルの目についたらしい。 スカウトされて、すぐにこちらの世界に入ったようだ。 隣の臣を見る。 コクリと静かに頷いてくれた。 目覚める前から覚悟はできていた。 潤先輩達がいたのは予想外だったけれど。 イエス…いやキリウェルのことも純粋に生まれ変わってくれて嬉しいと思う。                
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