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郁「2人は違ったんだ」
臣「だから、互いに愛し合うことを
世界が許さなかった」
頭の上に疑問符が浮かんでいるみんなの顔。
潤「郁はよく“違う”というが、
何が違うんだ?
同じ人…!」
臣「人間じゃない、俺達は」
潤先輩の言葉を臣が遮る。
まだ、疑問符は消えないみたいだ。
難しいのか、理解が追いつかないのか、みんな眉間にしわを寄せる。
臣「いや、それは違うか
正しくは、今は身体は人間のものだが、
魂が人間じゃない」
優「1から説明してくれるか?」
苦笑いを込めながら、言われた言葉にその方がよさそうだと納得する。
自分の身近でないことがらは理解するのに時間がかかる。
その時間を与えていくべきなのだろう。
郁「イヴとアダムには、
もとは身体はありませんでした
そもそも、天界に肉体は必要ないのです」
臣「神様達が創ったのは、精神体
つまり、魂だ
ほら、あの時見ただろ?」
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