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郁「……っ…」
優「大丈夫か?
少し、休むぞ
動けるか?」
魔力がルシファーの下に行ってしまっているだけでなく、2人の子供たちにも分けられている。
そんな状態の俺の中に残る魔力は、ごく微量になってしまっていた。
普通に生活していても、いつでも魔力が枯渇しそうな状態。
その為、体力が無く、すぐに息が上がってしまう。
どれだけリハビリをしても、俺は車椅子を手放せそうになかった。
リハビリは2、3週間続き、臣はもはや普通に歩けるようになっていた。
臣「双子は初めてだからな
いつも通りとはいかないか」
ソファに力なく横たわる俺を見下ろす臣。
魔力が枯渇している俺に、わずかでも黒の魔法の気配を流すわけにはいかず、臣は少しでも俺に触れない。
今も、一定の距離を保っている。
しかし、その声色と表情から心配していることは分かった。
郁「大丈夫だよ
前よりは体、動くようになってきてるから」
瞳を閉じて、魔力の回復を待つ。
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