悪魔携帯

１話

猿男｢どっかの発明馬鹿がこれ作って落としたんじゃねえのか？ありえねえだろ。ま、でも試しに使ってみるか｣

携帯のメニュー画面を開き、カメラをクリックして開く。

これで人間を撮ればいい。

さて、問題は誰を撮るかだ。

窓の方に行って、窓ガラスを開ける。

ちなみに俺の住んでる所はアパートの2階だ。

窓から顔を出して、下を見るが、今は深夜だから人が歩いていない。

猿男｢今日は寝て、朝にするかな…｣

そう思って呟いていたら、何やら爆音が聞こえてくる。

なんだ？と思って聞こえてくる方を見ると、一台のバイクが爆音を鳴り響かせ、アパートの近くに止まった。

猿男｢あの金髪…確か近所の悪ガキじゃねえか…そうだ！あいつを撮ってみよう！｣

改造バイクに乗ってる不良の悪ガキを2階の窓から見下ろしながらそう言って携帯のカメラであいつの姿を画面に収める。