第1話

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「この魅羅さんって方、お祓いが希望なんですよね? 霊能者も連れて行くんですかぁ?」 直子は腰をくねらせ、甘えたボイスで言った。 「いや。まずはどれだけの物が映るのか、お試しだ。やばそうだったら、後から連れて行けば良いだろう? 報告宜しくな」 「森丘さんは良いよなー現場はまじで怖いんですからね……」 音声の茂は、青白い顔が更に青くなった。 「今回は間違いなく、本物が確実に映る。大ヒット作を編み出そうじゃないか!  昼頃に着くと言っておいたから、間に合うように待ち合わせをしてくれ! さぁ、みんな明日の準備だ!」 「はーい」 スタッフ一同、力なく返事した。
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